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井上馨の子孫は?意外な人物像

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幕末から明治期の政治家・実業家として
活躍した井上馨。

当時、有能な人材を多く輩出した
長州藩の出身です。

その子孫は現在・・・?

兄が死去したことで井上家の家督を相続。
兄の次男である勝之助を養子に迎えて
家督を継がせました。

ちなみに井上自身の子供には
男子がいませんでした。

のちに家督を継いだ勝之助の息子・三郎と
井上の実の娘である千代子が結婚。

構図としては甥と叔母の結婚になるわけ
ですが、昔の婚姻は家同士の事情もあって
複雑ですね。

この三郎・千代子夫妻の長男が光貞氏。

すでに故人ですが東京大学国史科の教授を
務められた人物です。

光貞氏には光順さんというご子息が
いらっしゃり現在もご存命のようです。

意外な人物像とは?

外務大臣や農商務大臣、内務大臣などを
歴任した井上馨。

大臣になる前には大蔵省に入り、
“日本資本主義の父”とも呼ばれる
渋沢栄一を右腕として財政に尽力
しました。

とにかく金策に長けていたようで、
長州の倒幕活動の資金も彼が一人で
工面したとも言われています。

財界とのつながりも強く、特に三井財閥とは
密接にかかわり、のちに「最高顧問」にまで
なっています。

こういった井上を快く思わなかったのが
あの西郷隆盛。

井上を皮肉って「三井の番頭さん」と
呼んだのだとか。

まぁ財界人とのコネクションを持つことは
何ら悪いことではないのですが、
井上の場合は賄賂まで受け取っており、
清廉潔白とは真逆の人物でした。

当時、世間からは相当な批判を浴びていた
のだそうです。

政治と金をめぐる問題は明治の昔から
変わっていないということですね。

また、趣味の骨董品収集では権力を笠に着て
他人の骨董品を強引に簒奪することもあった
のだとか。

完全に明治時代の「ジャイアン」ですね。

この話を聞いた明治天皇が逆に井上の
骨董品をほしがってみせてその横暴を
たしなめたのだそうです。

明治天皇もなかなか機知に富んだことを
する人物だったんですね。

ただ、非常に情に厚い人柄だったそうで、
高杉晋作の遺族や旧主君の毛利家、
自分の命を救ってくれた医師の子孫などに
手厚い支援を惜しまなかったそうです。

また“雷親父”とあだ名されるほど
激しい気性だったそうで、対して物静かな
渋沢栄一は“避雷針”と呼ばれていた
そうです。

しかし渋沢は、むしろ井上が避雷針となって
批判を受け止めてくれたおかげで思うような
仕事ができたとのちに語っています。

部下のために批判の矢面に立つ上司。
これぞまさに上司の鏡ですね。

袖の下をもらうという一面はありつつも、
義理人情に厚く、また頼れる上司でもあった
井上馨。

金権は困りますが、人間味にあふれた
その人柄は今の世の中にも必要とされる
人物像かもしれませんね。

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