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サーベラスってどんな会社?ついに西武HD株を売却!

   

米国の投資会社サーベラス・キャピタル・
マネジメントが西武ホールディングスの
株を売却するとのこと。

サーベラスは西武HDにTOBを仕掛けるなど
して経営をめぐって対立してきました。

サーベラスってどんな会社?

サーベラス・キャピタル・マネジメントは
米国元副大統領ダン・クエールが顧問を務め
財務長官だったジョン・スノーが会長を
務める投資ファンド。

米国の政界人ばかり集まって、
いかにも強力そうですね。

ちなみに「サーベラス」とはギリシア神話の
「地獄の番犬ケルベロス」の英語読み
とのこと。

「地獄の番犬」って怖すぎます!

実際に世間でも“ハゲタカ”ファンド
として恐れられているそうです。

日本においてもダイア建設・長崎屋・
あおぞら銀行・ラディアホールディングス
(旧グッドウィル・グループ)・木下工務店
昭和地所などに投資。

2000年代から経営不振に陥った日本企業への
投資を積極的に行ってきました。

まぁ日本企業もバブル崩壊後に銀行は
貸し渋るし、ただ株を安く買い叩いて
高く売り抜けるような外資系ファンドに
頼るしかなかったんでしょうね。

当時、堤義明元コクド会長による
証券取引法違反事件で苦境に
立たされていた西武HDにとっても
サーベラスの投資は“渡りに船”
だったんでしょう。

西武HDとの対立

2006年、西武HDになんと1000億円を
投資したサーベラス。

当時はとても友好的な関係だったものの、
やがてその本性を現します。

2012年に再上場の株価設定をめぐり
後藤高志・西武HD社長と対立。

そして、西武側に十項目以上の要求を
突きつけました。

  • 西武鉄道の運賃の値上げ
  • プリンスホテルのサービス料の値上げ
  • 不採算5路線の廃止
  • サーベラスからの役員派遣

などなど。

鉄道運賃はやたらと値上げできない法律に
なっているんですけどね。

それにしてもいかにも数字だけ見て
その内情に目を向けない上っ面の
内容ですね。

不採算路線だからってやたらと路線を
廃線にされたら地元住民のライフライン
がメチャクチャです。

挙句に「西武ライオンズの売却」まで
要求したそうですが、西武HD経営陣は
これを拒否。

ついにサーベラス側が株式公開買付け
“TOB”を仕掛けてきますが、あえなく
失敗に終わります。

言うこと聞かなければTOBで強引に経営権を
奪おうとするとは、まさにハゲタカ。

それにしてもTOBでも株が集まらなかった
ということは、サーベラスに対する世間の
不信感の表れかもしれませんね。

日本を撤退?

今回の西武HDの株式売却以外にも日本法人の
経営陣15人が退社しているサーベラス。

以前から囁かれていた日本からの「撤退」
の一環ということなんでしょうか。

安倍ノミクス以来、株価が堅調な昨今、
日本にいても旨みが少ないということ
なのかもしれませんね。

弱った企業に取り付いて骨まで
しゃぶったら次の獲物を探す。

獲物が見つからない日本を去ろうとする
サーベラスはやはりハゲタカだったという
ことですね。

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