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宮武伸一教授のBNCTの長所・短所は?治療を受けられる場所

   

ガンをピンポイントで治療できるとして
注目されるBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)。

大阪医科大学脳神経外科で特任教授を
務める宮武伸一さんがその第一人者として
研究されています。

BNCTのメリット

このBNCTはガン細胞が取り込みやすい
ホウ素化合物を患者に投与し、
中性子線を照射。

すると中性子とホウ素が核反応を起こし、
ガン細胞のDNAを破壊し、死滅させるという
仕組みです。

いわばホウ素という爆弾を仕込んで
中性子で点火して爆発させるような
イメージですね。

中性子線の照射は
30分から1時間程度。

核反応時に生じるアルファ線とリチウム粒子
といった放射線はガン細胞内に留まるため
正常な細胞にはほとんど影響は出ません。

従来の放射線治療ですと周囲の正常な
細胞までダメージを与えていましたが、
BNCTではそういった副作用はほとんど
ありません。

宮武教授はおもに悪性脳腫瘍を対象に
この治療を行っており、通常の外科手術や
X線治療の患者は1年ほどの生存期間ですが、
このBNCTの治療を受けた患者はその倍以上
生存した人もおり、「完治」すら期待できる
とのこと。

まるで夢のような治療法ですね。

デメリットは?

BNCTのデメリットとしては、中性子が
人間の体の表面から8cm程度までしか
届かないこと。

治療対象となるのは主に脳腫瘍・皮膚ガン・
肝臓ガン・肺ガン・中皮腫など。

それ以上深い部分にできたガンについては
陽子線や重粒子線のほうが有効とのこと。

万能な治療法というわけでは
ないんですね。

治療費はいくら?

現段階では臨床研究のため治療費用は
研究費でカバーされる場合が多いようです。

ただ、治療を受ける病院によって
多少の違いはあるようです。

治療を受けるには?

このBNCTの治療は当然のことながら
原子炉が必要となります。

国内では茨城県東海村の
日本原子力研究開発機構、
京都大学の原子炉実験所などで
治療患者を受け入れています。

BNCTの医療機関と窓口

ただ、日本原子力研究開発機構は
震災の影響で停止しており、
現在、患者は受けれていないそうです。

原子力に対する逆風の中では
再稼動も難しいでしょうね。

ただ、原子炉を使わない加速器の開発も
進んでおり、すでに実用化に向かって
動いているようです。

原子炉は扱いが難しい上にリスクが
伴いますから、これからはこういう
加速器が主流になるんでしょうね。

組織内にまで増殖している治療が難しい
浸潤性のガンにも有効だというBNCT。

この分野の研究では世界でも日本が
リードしているのだそうです。

すばらしいですね。

ぜひBNCTで多くのガン患者の命が
救われるように、早く実用化が
進んでもらいたいものですね。

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