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真庭バイオマス発電の発電量・売電収入はいくら?

   

岡山県真庭市(まにわし)で稼動を開始する
「真庭バイオマス発電」。

同市など官民9団体の主導で
総事業費41億円のプロジェクトです。

発電量・売電収入について

真庭バイオマス発電による発電量は
10,000kWh。

一般家庭およそ2万2000世帯分の
電力に相当するのだそうです。

かなりの発電量ですね。

ご存知のとおり、電気は電力各社以外に
小売りすることはできないため、
発電した電気はすべて電力会社へ売電。

売電収入は年間21億円を
見込んでいるのだそうです。

これだけの収入があれば初期投資分も
すぐに回収できそうですね。

年間330日運転し、24時間稼動。

年間に必要な燃料は14万8,000トンで、先に
完成している「真庭バイオマス集積基地」で
市内外から製材端材・間伐材・未利用材など
を業者から買い取って確保していくそうです。

真庭市は2005年に9町村が合併して
誕生した市で岡山県内では最大の
面積を誇り、その80%近くが山林。

もともと明治から昭和にかけては製材業が
盛んでしたが、高度成長期以後に林業・
製材業が衰退していく中で若手の経営者らが
集い、真庭市の未来を真剣に考える
「21世紀の真庭塾」を発足。

真庭市の未来を真剣に考える中で、
バイオマス事業の推進が構想となり
現在の真庭バイオマス発電につながった
のだそうです。

銘建工業のバイオマス発電

じつはバイオマス発電については
同市内の製材会社・銘建工業が
さきがけて行っていました。

同社は板材を貼り合わせて建築材などを
作るメーカーで、その製造過程で板材の
5分の1が、かんな屑として産業廃棄物に
なっていました。

その処理費用だけで年間6億円も
かかっていたとのこと。

これは大きなコストですね。

それをバイオマス発電の燃料に
転換することでそのコストが
丸々削減された上、電気代も
1億円されたとのこと。

設備投資はそれなりに掛かったでしょうけど
それを回収して余りあるコストカット
でしょうね。

最初は小規模だった同社の発電設備も
10億円かけて増強し、現在の発電量は
最大で1950kw。

同社工場の電力を自給し、さらに夜間には
売電もしているそうで、2013年には
4500万円もの利益があったとのこと。

産業廃棄物が会社に利益をもたらす
なんて以前では考えられなかった
でしょうね。

これは真庭バイオマス発電の
いいモデルケースでもありますね。

じつは真庭バイオマス発電の社長には
同社の中島浩一郎社長が就任。

同社で培ったノウハウが生かされる
ことが期待されますね。

街をあげてのバイオマス

真庭市では市役所に電気自動車用の充電器を
設置し、庁舎に設置した太陽光パネルから
その電気の一部を供給。

庁舎内の空調もバイオマスボイラを
しようしているとのこと。

自治体が積極的にバイオマスを
推進しているわけですね。

林業の盛んな土地ならではの
取り組みと言っていいでしょう。

真庭バイオマス発電など真庭市での取り組み
が成功し、ぜひ全国で斜陽になっている
林業・製材業に活力を与えていって
もらいたいですね。

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