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ペルノ・シリル(日機装)の経歴・深紫外線LEDとは?

   

工業用ポンプ製造大手の日機装がこの春、
深紫外線LED量産を開始するとのこと。

開発に携わったのはフランス人技術者の
ペルノ・シリルさん。

ノーベル賞科学者とコラボ

ペルノさんは1997年から化合物半導体の
分野に携わっています。

現在の役職は日機装白山工場の
結晶成長グループのリーダー。

2000年にAlGaN系紫外受光素子の研究により
モンペリエ大学で物理学博士号を取得。

2007年から深紫外線LEDの開発に従事し、
紫外LEDウエハの製造を担当してきました。

あの青色LEDの開発でノーベル賞を受賞した
天野浩教授ともコラボ。

この研究が実を結び、このほど出力と
発光効率を両立させた深紫外線LEDを
量産できる体制が整ったのだそうです。

そもそも深紫外線LEDとは?

深紫外線LEDは青色LEDよりも波長の短い光を
発することで殺菌などの効果が得られます。

従来は水銀ランプを用いていましたが、
深紫外線LEDは低電圧で済むほか、
さらに耐久性も抜群。

そもそも水銀は
有害物質ですからね。

LEDなら非常に経済的な上、
安全なんですね。

ただ、深紫外線LEDの製造には
高品質な素子が必要とされたため
その大量生産が難しいとされて
きました。

日機装では天野教授に指導を仰ぎながら
ペルノさんをリーダーとして生産技術を
向上させてきたのだそうです。

量産に当たっては石川県白山市に
量産工場を建設。

その投資額は22億円とのこと。

日機装、勝負に出ましたね。

この深紫外線LEDによって水の浄化や
病気の治療といった医療分野、さらには
塗装や接着といった工業分野などでも
幅広く利用されることが期待されています。

その用途のアイデアはまだまだ
未開拓ですから、いろいろなことに
応用できそう。

まさにこれからの成長が
期待できる分野ですね。

競合他社とのシェア争い

ただ、競合他社もこの深紫外線LEDの
開発には力を入れているとのこと。

おもには旭化成、パナソニックといった
大手メーカー。

独占市場でない限り、深紫外線LEDで
独自の商品を開発するなどしないと
生き残れないでしょうね。

消費電力も少なく、寿命が長く、安全性も
高いとなれば多少値段は高くても、
これから産業界は確実に深紫外線LEDへ
シフトしていくでしょう。

その流れ中で日機装がイニシアティブを
握れるかどうか、今後注目しましょう。

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