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佐々木敦子と中国卓球の英雄・荘則棟について

   

世界卓球選手権で3連覇するなど活躍した
中国の元卓球選手・荘則棟氏。

妻は日本人の佐々木敦子さんです。

佐々木敦子さんの経歴

佐々木さんは日中戦争の最中、
中国の東北地方で生まれました。

お父さんが獣医だったそうで、
仕事の関係で戦後も中国に在留。

そのため中国語も問題なく
話せるようになったんですね。

お父さんがなくなると日本に帰国。

のちに夫となる荘則棟氏との出会いは
名古屋での世界卓球選手権だったとのこと。

中国語に堪能な佐々木さんは
通訳をしていたそうです。

それから2度ほど会う機会があった
ようですが、それから再会したのは
なんと14年後。

佐々木さんが商社の駐在員として
北京に滞在していたときだったそうです。

そうして二人は結婚を望むようになりますが
荘氏が国家機密を知っているということで
当局から結婚の許可をもらえませんでした。

さすがプライバシーもへったくれもない
中国らしい対応ですね。

結局、結婚の許可が下りたのは
1年後だったとのこと。

2008年、荘氏にガンが見つかり
その闘病生活を佐々木さんが
支えますが、2013年に
北京の病院で死去。

このときも当局は元国民的英雄の葬儀を
非公開としたそうで、荘氏が徹底的に
当局から嫌われていたことが窺えますね。

夫の没後、佐々木さんは荘氏の名を冠した
卓球大会「荘則棟杯」を主催している
そうです。

荘則棟の激動の人生

荘則棟氏は世界卓球選手権で
シングル・団体含め8個もの
金メダルを獲得したまさに
伝説的な名選手。

しかし、文化大革命という激動の時代の中で
大会に出場できなかったり、アメリカとの
ピンポン外交に利用されるなど
翻弄されました。

現役引退後は国家体育運動委員会主任
いわゆるスポーツ大臣に就任しますが、
政治犯の一味として失脚。

4年間投獄され、妻子とも別れる
ことになります。

かつての英雄が犯罪者扱いですから
その急変振りは本人にとって非常に
つらいものだったんでしょうね。

一度、自殺未遂まで犯したそうです。

その後、卓球のコーチに復帰し、
指導した選手が世界選手権で
銅メダルを獲得するなど活躍。

また佐々木さんとも出会い、結婚。

失った名誉も回復したそうで、
最後は報われた人生と言って
いいんじゃないでしょうか。

波乱万丈の人生でしたが荘氏の栄光は
これからも長く語り継がれるでしょうね。

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