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篠原真毅教授の宇宙太陽光発電(SPS)とは?その課題は?

   

京都大学生存圏研究所で教授を務める
篠原真毅さん。

宇宙にソーラーパネルを設置して
地上に電気を送電する
「宇宙太陽光発電」
の研究をしています。

宇宙太陽光発電とは?

そもそも宇宙太陽光発電とは
宇宙空間にソーラーパネルを
搭載した人工衛星を浮かべて
そこから地上に電気を送る
という技術。

通称「SPS(Solar Power Satellite)」
とも呼ばれています。

まるでSFの世界のようですが、
じつはこの構想自体は
およそ50年も前から
存在していたとのこと。

意外に歴史が古いんですね。

ソーラーパネルから地上に送電する際には
電子レンジや携帯電話にも使用されている
マイクロ波に変換。

そうして地上で受信したマイクロ波を
再び電気に変換するのだそうです。

宇宙空間ですので発電の際には
天気はまったく関係なし。

送電の際にもマイクロ波は
大気中の雲や雨などの影響は
受けないとのこと。

まさに無敵の発電システムですね。

現在、どこまで研究が進んでいるの?

現在、京都大学・三菱電機・
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が
共同実証実験を行っています。

京都大・宇治キャンパスには研究のための
エネルギー伝送実験施設が設置され、
マイクロ波の伝送実験が行われています。

2020年までに衛星を打ち上げて、
2040年の実用化をめざしているとのこと。

想定している計画では発電所1基分
最大で100万キロワットだそうです。

それにしてもあと20年以上・・・。
やっぱり時間が掛かりますね。

まぁ長い目で見ましょう。

宇宙太陽光発電の課題は?

天候にも左右されない宇宙太陽光発電ですが
最大の課題はやはり「コスト」。

まずロケット1機飛ばすだけでも
一緒に大金が飛んでいきますからね。

ちなみにH-IIAロケットの打ち上げ費用は
85億~120億円とのこと。

失敗したらシャレになりませんね。

ほかにはソーラーパネルの効率化であったり
マイクロ波の送電も効率化が必要とのこと。

打ち上げたはいいけれど、
発電量がチョロチョロでは
コストに見合いませんからね。

まぁいずれにせよ研究開発には
莫大な費用が必要なのは確か。

それが50年も前から構想がありつつ、
実現しなかった最大の理由でもあります。

ただ、国内の原発の建設費用を見ると、
1基で3000億円とか4000億円という
金額が投じられています。

そういう費用をこの研究に費やせば・・・
なんて単純なものでもないでしょうが、
省資源国の日本では独自のエネルギー開発は
今後も必須でしょう。

篠原教授もこの宇宙太陽光発電が
実現することで世界のエネルギーをめぐる
争いがなくなればと夢見ています。

先は長いですが、ぜひ無限の発電システム
宇宙太陽光発電の実現に向けて
がんばってもらいたいですね。

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