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近畿大学・井田民男教授のバイオコークスの課題とは?

   

新たなエネルギーとして注目される
バイオコークス。

茶殻や廃材、もみ殻や生ゴミなど植物性の
廃棄物ならほぼすべてバイオコークスに
利用できます。

このバイオコークスを作り出したのが

近畿大学理工学部教授の井田民男さん。

近大と言えばなんといっても“近大マグロ”
が有名ですよね。

それ以外にもいろいろ役立つ研究しているん
ですね。

バイオコークスとはいわば人工の石炭の
ようなもの。

原料をギュッと圧縮して熱を加えて冷やして
出来上がりという非常にシンプルな
製造方法です。

石炭を燃やすと硫黄酸化物が発生し、酸性雨
の原因となりますが、バイオコークスを
燃やしても硫黄酸化物は発生しません。

また世界で排出されるCO2の半分は石炭と
言われていますが、バイオコークスは
バイオマスであるためCO2排出量は
実質0(ゼロ)。

もうこういう話を聞くと、世の中の
エネルギーをすべてバイオコークスに
切り替えればいいんじゃないかと思って
しまいますが、当然、課題もあります。

一番の課題は「コスト」。

国内では石炭が1トンあたり5~6万円ほど
ですが、バイオコークスは1トンあたり
4~5万円ほどになる見込みとのこと。

あまり大きな価格の差がありませんね。

やはり日本国内で作るにはコストが
かかりすぎます。

そのため逆に東南アジア諸国では積極的に
導入しようとする国が多いのだとか。

圧倒的に人件費が安いですからね。

東南アジアではパーム椰子やもみ殻、稲わら
などの廃棄物が豊富で、しかもそれらが
ほぼタダで手に入るのだとか。

タイやマレーシアではすでに実用実験が
始まっているのだそうです。

逆に海外で作ったバイオコークスを日本に
輸入するという手もありますね。

では、このバイオコークスは発電所で
使えないのか?というと、そのままでは
燃焼したときにタービンを回すだけの温度が
足りないのだそうです。

夢のエネルギーも万能というわけでは
ないんですね。

具体的な用途としては製鉄所や自動車工場
といったところでの利用が考えられている
そうです。

さらには原発事故で放射能に汚染された
廃棄物をバイオコークス化すれば減量できて
さらに安定した状態で放射線が低減するまで
保管しておくことが可能です。

利用方法についてはこれからもっと広がって
いきそうですね。

新エネルギーのバイオコークスのこれからに
大いに期待ですね。

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